仁川市ミチュホル区(キム・ジョンシク区長)は、カフェから出るコーヒーかすをバイオ燃料などの資源として再生し、その回収作業を地域の高齢者の雇用につなげる事業を本格化させる。区は27日、区長室で(株)チョンイルエナジー、ミチュホルシニアクラブと「コーヒーかす再資源化事業推進のための業務協約」を締結した。
![]() [The Korean Today] コーヒーかす再資源化事業推進の業務協約締結式 © キム・ミヒ記者 |
コーヒーかすとは、コーヒーを抽出した後に残るかすのことだ。これまでコーヒーかすの大半は、ほかのごみと一緒に焼却または埋め立てで処理されてきた。今回の協約は、これをバイオ燃料などに再利用し、生活廃棄物そのものを減らそうという狙いから始まった。コーヒー専門店が増えるほどコーヒーかすの排出量も増えるため、捨てずに資源へ回す仕組みを整えた点で意義がある。
今回の事業は、環境と福祉という二つの目標を同時に掲げている。コーヒーかすの回収作業を高齢者雇用事業と結びつけ、地域の高齢者が働きながら社会参加できる機会を広げる考えだ。捨てられていた資源の循環と高齢者の雇用拡大を一つの事業にまとめた形となる。
現場の基盤も整っている。区内のコーヒー専門店111店がすでにコーヒーかす再資源化事業に参加しており、区はこれらの店舗と連携し、コーヒーかすを分別して排出・再利用する流れを定着させる方針だ。
3機関は協約に基づき、事業参加の広報、コーヒーかすの無償回収と処理、高齢者雇用と連携した回収人員の支援などで役割を分担する。店舗からのコーヒーかすの排出段階から回収、再利用に至る全過程で緊密に協力することにした。回収は無償で行われるため、参加店舗は処理の負担を軽減しながら資源循環に参加できる。
![]() [The Korean Today] コーヒーかす再資源化業務協約の出席者 © キム・ミヒ記者 |
(株)チョンイルエナジーの関係者は「コーヒーかすの再資源化は、捨てられる資源をエネルギーに転換する意義のある事業だ」とし、「コーヒーかすが円滑に回収・再利用されるよう、担う役割を誠実に果たし、地域の資源循環に力を添えたい」と述べた。
区の関係者は「今回の協約は、コーヒーかすをバイオ燃料などに再利用して資源の価値を高めると同時に、高齢者雇用と連携して地域社会に貢献するという点で意義が大きい」とし、「事業が安定的に定着し、より多くのコーヒー専門店が参加できるよう努めたい」と明らかにした。
今回の協約により、ミチュホル区のコーヒーかす再利用は個々の店舗の参加という段階を超え、民間の処理業者と高齢者雇用機関が共に取り組む体制を整えた。今後、参加店舗がどれだけ増え、回収が安定的に続くかによって、生活廃棄物の削減と高齢者の雇用拡大という二つの目標の成果が左右される見通しだ。
[ キム・ミヒ記者: incheonsouth@thekoreantoday.com ]
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